/Wakayama Prefecture/景勝地

黒蔵の滝

日本, 〒643-0131 和歌山県有田郡有田川町生石

黒蔵の滝
景勝地
4.3
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38RC+C2 有田川町, 日本、和歌山県
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和旅チャンネル【和歌山YouTube】
和旅チャンネル【和歌山YouTube】2 年前
道路脇に看板があり砂利の駐車スペースがあり、道路沿いから下って林の中を抜けて降りていくと到着しますが結構険しい道のりです。
YouTube『和旅チャンネル』で動画があがっています。
有田ジャンクファンク
有田ジャンクファンク2 年前
昔、生石に菊というお嫁さんがおりました。この菊は近くの郷の良家のお嬢さんで家事に仕事にと父母や夫に良くつくし日本一の嫁さんと評判でした。しかし、2年、3年たっても夫婦は子宝に恵まれず、4年目には可愛がってくれていた姑も嫌味を口にしだし周囲の人からも憐れむような目で見られるようになり、耐えつつも菊は神仏に祈りながら涙をこぼす事が日に日に増えてゆきました。
そんなある日、いつものように朝早くから朝食の支度をし、夫を起こし朝食を済ませ畑仕事の準備をしていると、起きてきた父母が夫を呼びつけました。「少し話をしてくるから先に畑に行っておいておくれ」そう言われた菊は1人で畑に行き麦の手入れを始めました。しかし、いつまでたっても夫は畑にやって来ません。菊は不思議に思いながらも仕事をしているうちに昼時になり、昼飯の支度をしに家に帰ってみると客人が来ている事に気づきました。
「子のない嫁は女中と同じ、跡取りができんなら郷に帰ってもらうかねぇ。」奥の座敷から聞こえる母の声が菊の耳に入ってきました。客人は仲人のようです。
「お前もお前だよ、あんな子も産めない女を可愛がるから」夫を厳しく責め立てる声も聞こえてきました。
身体中から力が抜けていくような思いの中、菊は嫁ぐ日の母の言葉を思い出しました。
『今日この敷居をまたげばここはお前の実家じゃないよ。先様の務めができないと戻されてもこの家には入れません。よく心に刻んでおくんだよ。』
もう何処にも自分の居場所はない。そう思った菊の心は乱れ、かまどの燃えさしの炭をとると遺書を認め黒蔵の滝へと駆け出しました。
滝を目の前にした菊は今日まで祈ってきた子安地蔵に
「お地蔵様、もう子授けは念じません。かわって私の最後の願いを聞き届けてください。父母や夫が幸せでありますように、心の綺麗な子供ができるお嫁さんを夫に迎えていただけますように。」そう願うとそのまま滝つぼに身を投げ、滝つぼの底に沈む黒く時おり金色に光る石を見つけ、2度と浮かばぬようにとこの石をしっかり腹に抱えたまま少しづつ意識が薄れていくのを感じていました。
しばらくすると遠くから菊の名を呼ぶ人々の声が聞こえてきます。ハッと気づき目を開けると夫や父母、仲人や村の人々が口々に菊の名を呼びかけておりました。
昼になっても帰らぬ菊を気にした夫が遺書を見つけ、もしやと思い黒蔵の滝に駆けつけたのでした。
すると不思議なことに滝つぼには黒く時おり金色に光り輝く石を腹に抱きかかえた菊が気を失ったまま浮かんでいました。
夫は目を覚ました菊を抱きかかえ「よかった よかった」と震えるような声で涙を流し、父母は「辛い思いをさせてしまった」と涙ながらに菊に詫びました。
程なくして菊たち夫婦はこの石を命を延ばしてもらったとして延命地蔵と名づけ延徳寺に納めたところ菊は身籠もり玉のような男の子が生まれました。そのことから、この延命地蔵は子安地蔵とも呼ばれるようになりました。
Tetsu
Tetsu2 年前
宏志小篠
宏志小篠2 年前
C C
C C2 年前
島清興
島清興2 年前
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