浦野墓地群

洗骨をご存知でしょうか。
以前は沖縄県に残っていた死者を弔う方法です。

墓地のあるところは島の中でも死者の国になっており、亡くなった者の遺体は火葬せずにそのまま墓地へ。
一定期間を過ぎた遺体は、親族みんなで墓から出し、高いアルコール濃度の泡盛、つまり与那国の花酒で遺体の骨をみんなで洗うのです。

火葬しか知らない文化の者からすると気味の悪い文化だと思うでしょうし、自分は携わりたくないと思うかもしれません。

ただ、異文化や多様性というのはこういうことを理解できることだと思っています。

以前は沖縄以外にもあった可能性は高いですし、興味がある人は調べてみてほしいと思います。

お墓なのに何故か不思議と気持ちの良い場所だと感じました。
私だけじゃなく、同じ宿の方も同じ感想でした。

沖縄各地のお墓を見てきましたが、与那国のお墓はさらに広々としていていました。

四畳半ビーチはこの近く。

ガイドさんから聞いた話では、こちらの埋葬の仕方は土葬で、三年目に1度亡くなられた方の骨を取り出し位置を代えて戻し七年目に骨を泡盛で洗い元に戻す仕事は長男の嫁の仕事だそうです。こちらの地域は無宗教で、今は、石垣島でお骨にしてくる方もいるそうです。

不思議な形状をしている墓地群。