伊藤自転車店

ここの店主の方は、残念ながら自転車屋の看板を掲げた素人です。
人柄は決して暴力的だったりするわけではないのですが、自転車屋の看板を掲げている以上、最低限持ちうるべき設備とスキルを持っていないと思いました。
出来事的にも書きやすかったので長文になります。

2回ほど来店したことがあります。このお店は見積もりを「う〜ん」とその場で悩んで考えて出しているのが、どうにも怪しいと前々から思っていました。

その後、タイヤとチューブを交換したかったのですが、手元にたまたまレンチがなかったので、店に持参してお願いしにいきました。
器具さえあればどこの誰でもできる仕事で、当然、自転車屋さんとなれば対応してもらえるだろうと思って、一番最寄りのここにしました。

しかし…店主の方、「ここ…どうなってるんだ…？」などとブツブツつぶやきながら、しばらく無意味に自転車の細部をじっくり見つめたあと、突然「直すなら5,000円かかる」と言われました。
回転寿司でゴキブリがレーンの上を走り回っていてもクレーム一つつけない僕が、無意識に「え？タイヤとチューブの交換だけで5,000円もかかるんですか？」と口走っていました。
店主の方も「うん。」の一言。いろいろ手順の説明をつけてこの金額に正当性をもたせてくるのかと思いきや、「うん。」のみ。

ここからそう遠くない「野沢輪店」では、チューブ追加購入の費用、その他もろもろを含めた上でも2,000円前後でやってくれました。
ところが、こちらの店舗。追加購入すら一切無い中で、5,000円は、明らかにぼったくりです。

これはやばいと思って、「仮に直すとしたらどういう手順を踏むんですか？」と聞いてみたら、なんと驚くことに、また自転車を調べるフリをしたあと、「この特殊なネジを開けるための工具がない。見たことない作りだよ。専用の器具が要るけどウチには取扱ないねぇ。」とのこと。

ん…？つまり"器具がないから直せない"だって…？さっきの「直すなら5,000円のくだり」はどうした…？直せないのに料金を提示する商売があるか…？いやいや、正気ですか。素人が5分ちょっとAmazonを調べたら出てくる、800円で売ってるユニバーサルレンチでいいんですよ？それを「特殊すぎて、この店では対応できない」という自転車屋があるのだとすれば、それはもう「自転車を乗らない人の自宅」レベルの設備です。それが表題への評価の理由です。

このやりとりからわかるように、結論、直し方がわからなかったのか、あるいは店内に器具がなかったのでしょう。そういうとき、とりあえず高額をフッかける店主だということがわかってしまいました。僕がそれに気づいてしまったことが向こうにも伝わったのか、最後は追い出されるような形で店を後にしました。

他の方のレビューに「変速機があると対応してくれない。本当に自転車屋か？」とありますが、こちらも店主の方が、まともな器具またはスキルを有していなかったからだと予想がつきます。「変速機がついてるから駄目」では、5,000円のママチャリに乗ったアナログ人間は騙せても、GoogleMapの口コミを見るユーザーは騙せません。ここ以外の、ほとんどの自転車屋は、変速機がついてる自転車を持ち込んだ顧客の自転車を日夜メンテナンスして生計を立てています。

結局、タイヤとチューブの交換など、器具さえあれば誰でもできるので、僕は器具だけAmazonで買って自分でやることにしました。
この店に5,000円払うくらいなら、800円の器具を買って自転車を自分で直したあとに、4,200円の寿司を出前で頼みます。

新潟市のサイクリストたち、自転車屋さん選びには気をつけつつ、お互いレビューを残しあって、良いサイクリング体験にしていきましょう。

前後両輪パンクしている古い自転車のタイヤ交換・整備を電話で依頼、相談したところ、車で引取り修理、その後配達してもらいました。適価で応じてもらい助かりました。町の自転車屋さん、修理やさんが、町の書店同様減っている中で、長く続けて欲しいお店です。

スタンド壊れたとき、変速機がついてるからダメと毎回断られます。自転車屋じゃないの？って感じです。