/Aizuwakamatsu/史跡

院内御廟(会津藩主松平家墓所)

日本, 〒965-0813 福島県会津若松市東山町大字石山, 字墓山甲731

院内御廟(会津藩主松平家墓所)
史跡
4.3
72 レビュー
8 コメント
方向の指示
FXM5+PJ 会津若松市, 日本、福島県
+81 242-27-4005
場所の報告
この場所を要求する
Share
レビューを書く
Toshihiko Yano
Toshihiko Yano2 年前
国指定史跡。会津藩藩主二代目から九代目までとその家族の墓所。抜群の知名度は幕末九代目の松平容保公。

想像通り広く、また想像以上に、登りがキツかった。所々足場の石畳が朽ちかけていて、軽い登山。

ただ鳥のさえずりのみが響く静かな森林に、巨大な碑石が林立し時を刻む様は唯一無二。白虎隊の何チャラとか鶴ヶ島城みたいな有名処より、会津藩(正確には松平家)が刻んだ歴史の長さ、足跡を強く感じる事ができる場所である。

その割には、所々メンテが追いついていない場所もあり残念だが、それでも、容保公の墓所付近は綺麗に手入れされている。横が現役の松平家の墓所たがら、という理由もありそうだが。

その容保公の墓所は一番奥にあり、パンフレットの類には片道40分とか書いてあるが、途中そこそこじっくり見ても、片道30分は掛からない。近くの駐車場から、往復一時間あれば、容保公の墓所まで往復可能なので、少々体力は使うが、是非そこまで足を運んで頂きたい。

なお駐車場は東山温泉に入る信号の手前右にあり、無駄にだだっ広いが、その割には入り口は目立たず見落しやすいので注意。
AI Z
AI Z2 年前
会津藩主松平家墓所は、こちらの院内御廟と猪苗代町にある土津神社を併せた名称で、大名家の神式墓所としての価値から、国の史跡に指定されています。

こちらの院内御廟は、初代保科正之の嫡男正頼が亡くなり、こちらに葬られたのが始まりで、以降2代正経から9代容保の藩主、他、松平家夫人、子の墓所となってます。

なお、土津神社には初代正之が祀られています。

参拝⁇散策に1〜1.5時間程度を要します。
ちょっとした登山というか、意外に疲れます。

入口付近に史跡のパンフレットが配布されてますので、こちらを見ながら散策されるといいと思います。また、山中ということで熊の出没する恐れがあるため熊避け鈴も貸出されてます。

車でお越しの方は、お近くの東山温泉駐車場をご利用ください。
ヤマ田太郎
ヤマ田太郎2 年前
全国的にも非常に珍しい「神式」による大名墳墓群です。人様の家のお墓をつかまえて「興味深い」とか「スゴイ!」とか批評するのは極めて無礼であるのは重々承知ではありますが(笑)、やっぱりコレは面白い。

会津松平家というのは変わった家で(失礼!)死後は「成仏」せずに、神となり神号が与えられることになっているんですよ。だから「〜院」等の戒名はつかず、例えば会津藩初代の保科正之は「土津(はにつ)霊神」として祀られています。

何でこんなことになったかと言うと、二代将軍秀忠の御落胤にして三代将軍家光の弟である、初代藩主「保科正之」の影響です。近年は幕府の武断政治から文治政治への転換を主導した優秀な人物として、とみに評価が高まっていますね。

ところで学問好きな正之は当時最先端の革新思考というか保守愛国思想というか、仏教が入る前の日本本来の姿を求めて「卜部家神道」を学んでいて、55代の伝統者とまでなっていたのです。
でも神仏習合が進んでいた日本で、仏教の影響を全て排除しようというのは周囲から「思想的過激派」と思われていたのかもしれません(笑)。

そのせいか、二代目の正経は通常の仏教の形式に戻されて葬られています。現地でご確認下さい。
しかし三代目の正容がやはり神道の徒で、墓所は神式に復帰しました。その後は九代の最後の藩主「容保」まで神式の墓所で続いていくことになります。

墓所は古墳のように丸く大きな土盛りを作り、頂部に「鎮石」と呼ばれる八角形の石の角柱を置いた極めて特徴的なもので、他ではみた事がありません。
墓域は広大で草刈り等の手入れも大変でしょうが、よく維持されています。これは今でも会津松平家の負担でやっているのでしょうか? こんな興味深いものを一般公開で見せていただいて、ありがたい限りです。
数間啓乃
数間啓乃2 年前
駐車場の表示が無かったので
地元の方に聞いたら公民館の先 本当入口に停めて行かれているとのこと車を入口の草地に停めて往復1時間ほどで登ってきました。

石段が 崩れているところもありますが
苔や紅葉も美しいところでした!
Akichan Akichan
Akichan Akichan2 年前
11/1の紅葉の時期の写真をアッブしました。熊よけ鈴を用意したほうがよい。誰にも会いませんでした。
Hideya Sakurai
Hideya Sakurai2 年前
荘厳だがなんとなく暖かみを感じる墓陵でした。皆に愛されているのだなと。ところで、会津・東山温泉 御宿 東鳳の方から行こうと、google先生に尋ねると、歩いて5分とさらっと言われ、テクテク歩くとそこに着いても何もない。。やられたと思ったが、注意深くあたりを見ると小階段を発見(写真参照)。これを登っていくとクマ注意の看板があり、さらに登るとそのまま拝殿に到着です。結果ショートカットになりました。
飯島誠
飯島誠2 年前
行くまで大変急な階段ですが行く価値あります。今なら紅葉が大変きれいです
鱒谷清
鱒谷清2 年前
石碑好きには堪らない場所です。鎮石のほうを見つめるように置かれた亀趺を台座に、立派な柱状の碑石が建っており四面びっしりと偉業などが書き記されています。厳かな空間をぜひ体感してください。

写真撮影月 令和2年10月
推薦の場所