本庄市役所 インフォメーションセンター

2019年６月にオープンしたとのことだが、以前から駅の奥にあった観光案内所を多少キレイにしたという程度のもの。地元特産のセンベイだの手工芸品なんぞが並べてあるけれども、単に割高なだけ。あえて立ち寄る意味が感じられない。
本庄は、かつての中山道の主要な宿場でもあるし、江戸から明治期の小説など読んでいても、ときどきその名を目にする。塙保己一に関心のある教養人なら、訪ねて来たい土地である。だが、令和元年現在、ふらりと降り立ったところで、正直なところどうしていいか途方に暮れる。観光スポットに向かう便利な交通機関もない。このセンターで相談したとしても、パッとしない回答しか返ってこない。
町なんてものは、住民が満足して暮らせるなら、べつにヨソモノがどう評価しようが構わないわけだが、こんなセンターを設置する以上、せめて駅周辺での美味しいランチとか、コスパのいい夕飯ぐらい案内してもらえないものか。「観光行政も力入れてます」的なアリバイ作りだけなのか。