神奈川県立近代美術館 鎌倉別館

1984年7月に開館。設計は千葉県立美術館、群馬県立歴史博物館などで博物館・美術館施設の経験をもっていた大髙正人建築設計事務所。2016年に閉館した神奈川県立近代美術館　鎌倉館の別館として建てられた。「常設展示スペースの確保と収蔵スペース拡充のため、元県営駐車場の敷地に建てられました」とのこと。

建物は地上2階地下1階。展示会場は2階にある。かつては常設展示中心のようでしたが、今は企画展が中心。常設的な展示としては、前庭には現代彫刻が展示されている。

1階にはカフェがある。一方で企画展のグッズを売るスペースはあるが狭い。ミュージアム・ショップに相当するスペースはない。また入場料も含めて企画展のカタログ購入など金銭のやりとりは現金のみで、クレジットカードも交通系電子マネーも使えない。ただし、入場料は65歳以上なら半額になるとか、県立の美術館・博物館の有料観覧券の半券提示で、観覧料が割引になるとか、いろいろと工夫してます。

写真家、今道子の企画展を見に行く。大船からバスで行き八幡宮裏で降りてすぐ。750円。
65歳以上は350円。また多摩美関係者や他多くの割引がある。さほど大きな美術館ではないが清々しく気持ちいい。庭の彫刻も見応えがある。カフェも小さいがオシャレ。コーヒー400円。お客さんもセンスある人が多かったのはやはり今さんファンが多いからかな。
ちなみに企画展フロアの入り口前のみ撮影オーケーだった。少し嬉しい。

鎌倉駅から鶴岡八幡宮方面に歩いて行けます。外観は美術館らしく落ち着いた雰囲気です。
展示が色々あり、毎度楽しめる施設です。

別館につき展示スペースは広くないけど館蔵の松本竣介が素晴らしい。何回見ても惚れ惚れする。

こぢんまりとした別館。鎌倉駅から離れているのでお散歩がてら向かうと良いです。

展示室１つで規模はこじんまりしていますが葉山よりもアクセスしやすく気楽に立ち寄れます。喫茶がなくなったのは残念。

子供のオムツ替えをする設備があります。
鎌倉にはなかなかオムツ替えの設備がないため苦戦していたところ、ご好意で設備を無料で利用させていただきました。 とても綺麗でゆっくりするにはちょうどいい美術館です。

松本竣介と堀江栞の企画展で訪問。
こちらがお持ちの松本「立てる像」を再度見たくて。
場所も建物も空間も気持ちのいいところでした。「立てる像」に背中を押されたという堀江を当ててくるキュレーションも意欲的でいい。
対バンも好きになる感覚で学芸員の真骨頂ではないでしょうか。