将軍山駅

(しょうぐんざん)
北海道旅客鉄道(JR北海道)
石北本線の無人駅
2021年3月12日の営業をもって廃止となります。

ホーム真向かいにある小高い丘（山？）の名前を取って「将軍山」と名付けたようですが、完全に名前負けしています。無人駅は珍しくないとして、国鉄時代は仮乗降場だったことからホームは短く、単行分（1両分）しかホームに収まりません。普通列車でも通過する列車が過半で、川上盆地の直線区間に位置するため、通過列車は最高速度で狭いホーム傍を駆け抜けていきます。通過列車がそこそこ多いことから、ホームでのんびりしていると、時折けたたましい警笛を鳴らされて心臓が止まりそうになります。
地元住民と秘境駅マニアの利用は半々ぐらい。駅舎（待合室）はコンクリートブロック造りでしっかりしており、薄暗い雰囲気ながらソファーやクルマから取り外したリクライニングシートが設置され、冬季以外の時間つぶしはそんなに辛くないと思われます。
停車する列車は上り6本、下り4本です。なんと下りの始発は14:13と、とても遅いです。駅周辺の住民は少なくないものの、あまりにも不便で地域の足となっていないことから、令和3年3月のダイヤ改正での廃止が決まりました。コロナ禍ということもあり、最後の冬はひっそり終えることになる気がしてきました。

この近くでレンタカーを走らせてたらナビに将軍山駅の表示が。名前に惹かれて寄ってみた。将軍山ってイメージからはるか彼方に見える高く険しい山のどれかかと思ったらどうやら可愛らしい目の前にあるお山のことらしい。周りに民家もあったので秘境駅ってほどではなかったけどね。

①カッコいい名前の駅。
②沿革
・昭和35年(1960年)、仮乗降場として設置。
・昭和62年(1987年)、駅に昇格。

この景色は来年はもう見れない😢