長島ダム駅

日本唯一のアプト式区間です。車窓からは長島ダムが真正面に見え大迫力です。

長島ダム駅前の駐車場で車を停めていたらちょうどアプト式列車がすれ違うため上下線停まっていました。連結も見れてラッキーでした。奥大井湖上駅の駐車場は狭く行きづらいので長島ダム駅から一駅乗ればアプト式列車にも乗れて良いなと思いました。

アプトいちしろ駅から長島ダム駅間がアプト式区間。勾配は90‰(パーミル)、角度でいうと5度強。列車は、ここをアプト式電気機関車の推進力と制動力を借りて登り降りしています。
写真にあるように、長島ダムの上辺部は水平ですから、列車窓枠の傾きでその角度を体感できます。列車とダムがほぼ平行になったところで撮影しました。
なお、このアプト区間は50kgレールが使用されています。電気機関車の軸重や急勾配における列車重量の負荷を考慮したものかもしれません。他の区間は37kg(またはそれ以下?)レールのようです。もし間違っていたらすみません。

長島ダムの駐車場に車を停めて、井川線の列車を見物してきました。
この駅でアプト式機関車の連結や切り離しが見られます。アプト式機関車の運転士さんと、列車の車掌さんが協力して作業を行います。
駅にトイレはありますが、和式しかないのであまりオススメ出来ません。

おしゃれな駅舎です。長島ダム～アプトいちしろは電化れていて機関車が増結されます。アプト式ラックレールがこの区間は楽しめます。

アプトいちしろ駅からここまでは日本で一番急な鉄道を機関車2台がギアを使いながら押し上げてくれます。水平距離1000m行く間に90m高度が上がります。切り離し作業を見るのは乗客の楽しみで、カメラを手に最後尾まで走っていきます。

アプトいちしろ⇄長島ダムの間をアプト式機関車が連結される。鉄道マニアではないがレールのギザギザは、なるほどと思う。ギアの噛み合わせで勾配を登り下りをしている。長島ダム駅手前で見れる長島ダムは圧巻。キャンプしている人がこちらに手を振っているので、こちらからも手を振ってお返しすると自然と笑顔になれる。

当駅でアプト式機関車のつけ外しや、反対列車の行き違いをするために長めの停車となります。そのため、じっくりと長島ダムの壮大なる光景を拝むことができます。ダム湖の水面はここからは見えませんが、ダムの巨大な堤防とみずしぶきはなかなかの迫力です。
写真を撮る場合、ダムに向かって南向きなので若干逆光ぽくなる角度ですが、それでもみずしぶきはしっかりととらえることができるのではないでしょうか。それにしても大変な秘境です。秋の紅葉の季節に来ると大変に美しい場所です。