若松屋村井六助旅館

2023.1.16
「Meat or Fishの向こう側へ」
新春第2弾となるみちのく一人旅の目的地は国内屈指の豪雪地域「肘折温泉」。
12月に既に甚大な大雪に見舞われたとのことでしたが、直近は比較的暖かく推移したようで、これでもだいぶ少ない方の様子。
到着が2時間弱早くなり、駐車場を尋ねようとお宿にご挨拶にいくと、快く「あと20～30分でお部屋ご用意できますよ」と、お言葉に甘えてランチを経てチェックイン、お風呂も利用OKと有り難い限り。

数あるお宿からチョイスしたのがこちら、割安であることからトイレ・洗面所は共用、お部屋はきれいに清掃され文句なし、お任せ6畳or8畳のお部屋は8畳+広縁付き、通りを見下ろせる位置にお部屋をご用意。
コンパクトなお宿でお風呂までのアクセスは近っ、貸切風呂利用は予約なしの空きで利用するスタイル、大浴場はチェックアウトまで通しで入れる、当然の如くその恩恵を受け深夜利用も。
貸切風呂人気が多めの口コミに対し、わたしはお湯の温度、広々スペース、お湯の質と全てが大浴場に好みがよる。
食事は夕朝ともにお部屋食、一気出しのお膳をいただきお部屋外の廊下へ下膳するスタイルはご時世的にこれでいいと思う。

お食事は肉が魚が売りというものでなく地場の山菜がメイン、50を間近に控えた年頃には不満のいくものではない。
「肉好き魚好き」論争の果てに野菜好きがありさらにその向こうには山菜好きがある。
その入口をノックさせてくれるような素朴ながら丁寧に調理された品々をいただけた。
そういえば家の食卓にものぼるコゴミや食菊、今まで食わず嫌いで口に運ばなかったが、これを気に有り難くいただけそう。

かつて肘の負傷を癒したことから名付けられたという肘折、アラフィフにしてスマホ肘気味の我が肘を癒してくれるのか、今後を慎重に見守りたい。

朝夕付¥13000くらいで泊まれました。
部屋は綺麗で、食事も高い食材は使用していないものの、地産を生かした基本の調理がしっかりした和食で量も大食いの私でも十分でした。
ちょうど天然物の舞茸が入手できたそうで（滅多にないそう）たくさん出してもらえてラッキーです。
お風呂は薄く濁った泉質で適温の天然かけ流しです。
個室が早い者勝ちで使えます。
宿が悪いわけでないですが、肘折温泉は谷底の狭いところに旅館がひしめいており、個々の宿の位置がナビの誘導でもサッパリ分かりません。道も超狭いです。温泉地に着く前にストリートビューなどでしっかり確認しないとクルマでもバイクでも動けなくなる可能性が高いので気を付けましょう。
大型バイクでしたが屋根付き車庫に入れていただきました。
蛇足ですが温泉茶菓子の『肘折せんべい』お土産に是非お勧めします（炭酸せんべいにクリーム挟んでるだけですが、有りそうで無い）。持って帰って大好評で追加で買おうとしましたが、現地で買うか電話して代引きでしか買えません。炭酸せんべいが好きな人なら100点満点の美味しさです。

素朴で美味しい料理と、親切な対応。宿の前に朝市がでて部屋からも様子がわかります。お湯はさすがに歴史ある温泉♨。とても良かったです。コロナのためかそれぞれ別部屋に食事が用意されて宿の方々は忙しそうでした。もう少し会話ができたら良かったのに残念でした。

肘折温泉の中でも自家源泉を持つ3軒の旅館さんの一つが村井六助さんです。
日帰り入浴でお世話になりました。
入浴料・大人@400円で広さのある内湯は熱めのお湯、貸し切り風呂は温めのお湯でどちらもとても良いお湯でした。
銅山川沿いの道から旅館の裏側に回ると村井六助さんの駐車場があります。また、肘折温泉街のバス停留所の駐車場にも停める事が出来ます。

新しい建物ではないけれど、お部屋もお風呂も清掃が行き届いていて丁寧に管理されているのだと感じました。
大浴場と貸切風呂をうまく利用し混雑を避けて何度も入浴しましたが、浴室も脱衣場もいつも整っていてお客のマナーがいいのか、宿の気配りなのか、とても気持ちよく入浴できました。温泉は鉄の匂いがする濁りのあるお湯です。貸切風呂の方は無色かな。
入室するとお布団はすでに敷いてあり、朝はチェックアウトまでそのままにしてあるのでゆっくり過ごせます。
食事は隣接する客室での個室会食。豪華なメニューではないけれど、ひとつひとつどれも美味しかったです!飲み物のメニューなどは用意されていませんでした。ハイボールはないとのこと…。
朝には客室のドアの前に新しいポットが置いてあり、嬉しい心遣いです。
温泉街にはお肉屋さんや角打ちできる酒屋さん、共同浴場上の湯には無料券で入浴できるし、宿には湯治用で簡易キッチンもあり、客室には空の冷蔵庫も備え付けてある…自由にアレンジできて連泊して楽しく過ごせそうです。
肘折では、宿でも温泉街でも、お店の方とお客だけではなくお客同士でも気さくに声を掛け合っている場面をたくさん見ました。湯治に対してのイメージも変わり、是非次回は連泊で滞在したいなと思いました!
ドアの閉める音や廊下の音などが聞こえちゃうし、アウトバス・トイレなところも正直マイナスポイントかもしれませんが、それを差し引いてもいい印象が残るお宿です。
宿のご夫妻もとても親切な方で、是非また訪れたい場所ができました、ありがとうございます。

日帰り400円
大浴場は自家源泉と組合泉との混合泉で加水あり
鉄錆味に上の湯には無い出汁味がかすかにあります
湯温は42度位 良く温まります
炭酸泉の貸切風呂はお湯の入替中で入れずでした涙

昭和３３年に高松宮殿下が入浴され、銘々された幸の湯。自家源泉のこの湯は、泡付きが良く、鉄香する良泉。ちょっとぬるめで、いつまでも入っていられます。夕食はグレードアッププランでしたが、美味しかったですよ。

5,6回、肘折温泉の宿に泊まったが、今のところ1番のおすすめ。熱めと温め2種類の源泉のお湯もよし。物静かな湯守のご主人とクールビューティーな感じの女将さんの接客もよし。

肘折に来る途中、右手に鳥海山が山波に浮かんで見えたらラッキーです。